「緑豊かなやんばるの森に包まれた慶佐次(げさし)川は自然の宝庫。
特に」海水と淡水が混じり合う河口の汽水域には、国の天然記念物に
指定されている沖縄本島最大のマングローブが広がる」(「るるぶ」より)
4日間の行程の中で、この日は最悪の天気でした。
激しい雨と風の中、傘をさしてのマングローブの見学でした。
専門ガイドの案内でマングローブ見学に出発しました。 |
今日は激しい風雨のため河口の汽水域もご覧のような増水です。 ガイドさんの声も雨に消され、なかなか説明が聞こえない状況です。 |
マングローブとは亜熱帯から熱帯にかけて分布するヒルギなどの仲間の 総称で、日本では鹿児島から沖縄・南西諸島の海水と淡水の混じり合う 河口付近の汽水域に発達するヒルギなどの林を「マングローブ林」と呼ん でいるそうです。 ここにあるヒルギの代表的なものは「オヒルギ」、「メヒルギ」そして 「ヤエヤマヒルギ」の三種類です。 |
「オヒルギ」 |
親木の周りに「く」の字形に曲がった根を地上に出しています。 人が膝を曲げた形に似ているので、この根を膝根(しっこん)と 呼んでいます。 幹の表面にはイボのような出っ張りがたくさんあります。これは 皮目(ひもく)と呼ばれ、ここで呼吸が行われているようです。 「メヒルギ」 |
「メヒルギ」は大きくなると、幹の付け根が板のように広がります。 これを「板根」ばんこん と呼んでいます。 葉は幅の広い円形で先も丸くなっています。 「ヤエヤマヒルギ」 |
「ヤエヤマヒルギ」の根は幹からタコ足のようにたくさん出ています。 この根は支柱根と呼ばれています。 幹の表面は黒色や灰色をしています。 葉は楕円形で先は針のようにとがっています。 |
種は木に付いたまま発芽してエンピツのように伸びる胎生種子と 呼ばれるものをつくります。 長いものでは30センチ位になるそうです。 |
この胎生種子が落ちて地上にささり木に育ちます。 |
マングローブの生き物 「ミナミトビハゼ」 (沖縄の方言では「トントンミー」) 見つかったのはこれ一匹だけでした。 |
この盛り上がった土には穴があいていて、ここはシャコなどの 住みかになっているそうです。 |
この植物については、判明した時点で書き加えます。 |
増水していた為、残念ながらマングローブに生息している生き物達は 「ミナミトビハゼ」以外「シオマネキ」等も見ることが出来ませんでした。 |