所沢郷土美術館

所沢郷土美術館(国の有形文化財)

「所沢郷土美術館」は、江戸時代・安政元(1854)年に造られた主屋を利用しています。
平塚家は初代医祖 菊川儀角が川越藩 松平大和守の侍医をした家柄で、この建物は
三代医祖平塚崇順(そうじゅん)が江戸時代末期から明治初期にかけて建てたものです。
主屋、長屋門、土蔵から成っており、平成16(2004)年12月10日、国の文化審議会に
よって文化財保護法に基づく国の登録有形文化財に登録されました。
また平塚家は4代続いた医者で木造平屋の主屋には身分の高い来客を迎える為の玄関
(式台)や診察・調剤のための薬部屋があり 「現存する医家住宅として貴重な存在」(県教育
局文化財保護課)といわれています。現当主は崇順から数えて5代目の平塚宗臣(そうじん)
                                               
 by S.K

       特別展のご案内

所沢郷土美術館の正面「長屋門」
表正面から見た長屋門

内側から見た「長屋門」
内側から見た長屋門
長屋門は主屋が建てられた翌年安政2年(1855)に建てられました。


正面から見た「主屋」
正面から見た主屋

主屋
主屋は安政元年(1854)に建てられたもので、総面積は約56坪(184u)で
木造平屋建、入母屋造です。
式台(玄関の上がり口の一段低くなった板敷きの部分)のある玄関の間、中の間、
薬部屋、居間、奥の間など七つの座敷と土間、台所、浴室などからなり、玄関口
は来客用と家族用や患者用に分けられています。
「主屋」
主屋は昭和53年(1978)、所沢郷土美術館として開館。
郷土の一流芸術家による絵画、書、彫刻などが展示されています。


裏から見た主屋
裏から見た「主屋」


土蔵
「土蔵」
土蔵は明治の初期に建てられました。 約6坪(20u)で現在も使われています。






屋敷内には、主屋、土蔵の他にも「六地蔵」、「十一層塔」、「十三層塔」や石灯籠、
山灯籠などがあり目を楽しませてくれます。
屋敷内あれこれ


「十一層塔」 十一層塔

十三層塔 「十三層塔」



「石灯籠」 石灯籠









 
 


「六地蔵」
六地蔵


「ふくろう」と「山灯籠」

ふくろうと山灯籠

「ふくろう」
「野老窯」(やろうがま)

長屋門には「野老窯」と名づけられた
工房があり、陶芸の愛好者が集い、
創作の場として利用されています。

日曜日には作陶現場を見学すること
も出来ます。


「野老窯」



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所沢郷土美術館の所在地

 埼玉県所沢市久米 1447   電話 04-2922-2965 (平塚)

                        (駐車スペースは4台分有ります。)


 所沢駅西口 又は 西所沢駅から徒歩で約15分 (久米、南陵中学校坂下)
 ところバス利用の場合は、JA吾妻支店又は南陵中学校バス停下車
     



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開館日時のご案内

開館日時のご案内

開館日時は、4月〜11月(12月〜3月は休館です)の毎週日曜日及び祝祭日で
入館は午前10時より午後4時30分迄です。 午後5時には閉館いたします。


入館料は無料です。
       (※館内はすべて禁煙となっています。静かにご鑑賞ください。)



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館長のご挨拶

小さな美術館ですが、展示品は郷土の一流芸術家の作品ばかりで、中学校の
課外授業などにも利用されています。
国の有形文化財の登録をいただき、改めて所沢の芸術、文化等の向上に貢献
できれば大変うれしいと思っています。

                             所澤郷土美術館館長 平塚宗臣

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「三上信次」遺作展は好評裏に終了しました。
所沢に生れ育った画家
「三上信次」遺作展
力作の人物画は一見の価値があります。
開催日時は
平成22年5月2・3・4・5日と5月中の日曜日で、午前10時から午後4時30分迄
です。    入館料は無料です。 ※館内はすべて禁煙となっています。
【三上信次 経歴】
大正 2年(1913) 所澤町大字所澤(現 御幸町)の「松葉屋」 三上菊次郎の
            次男と して生まれる。
昭和 6年(1931) 川越中学校(現 県立川越高校)卒業
昭和11年(1936) 帝国美術学校(現 武蔵野美術大学)卒業

戦前         日本水彩画会 会員
            蒼原会にて小山周次、中西利雄、不破章の薫陶を受ける
            日本水彩画会展 入選多数 「赤衣の女」 「赤ちゃん」他

戦後         水彩画のほか小学館発行の雑誌の表紙絵や挿絵などを描く
            主な挿絵
            小学館   「お話宝玉選」 「日本逸話」
            光文社   「動物のふしぎ」 椋 鳩十 著
            角川書店 「漢和中辞典」    など
平成 7年(1995)  没 82歳
三上信次遺作展の作品はこちらをクリックしてご覧下さい
 「見つめる女」

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「竹久夢二」展は好評裏に終了しました。

開催日時は
平成21年5月3・4・5・6日と5月中の日曜日
時間は、午前10時から午後4時30分まで


今回の展示作品は、夢二の生まれ故郷岡山
にある「夢二郷土美術館」の所蔵の中で特に
人気の高い美人画掛軸(肉筆画)の復刻版
6点と雑誌「若草」創刊号(大正14年10月)、
「大大阪」(大正15年)の表紙絵となった美人
画(いずれも木版画)などです。



それに今回は所沢に関係する夢二の貴重な
作品として昭和のはじめ、夢二にお願いして
画いていただいた 「所澤小唄」 の絵はがき
(越阪部三郎氏所蔵)も展示されます。



展示作品は15点。大正浪漫の古き良き時代
を伝える夢二ならではの見応えある美術展で
あります。 ぜひご覧ください。
                   平塚館長
「所澤小唄」の絵はがき
  「竹久夢二展」はここを
  クリックしてください。

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