箱根を一巡りしてきました。

箱根ホテル小涌園で一泊し強羅〜早雲山〜大涌谷〜芦ノ湖を巡ってきました。

2009.8.3〜8.4

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8月3日(月)、久しぶりに小田急ロマンスカーで箱根湯本まで行きます。
新宿10:00発 「スーパーはこね13号」(ロマンスカーVSE:50000形))

箱根湯本までは84分、快適な乗り心地で11時半前には到着しました。

とりあえず早川を渡った湯本橋の袂にある昭和9年(1934)創業の箱根名物、
老舗そば屋 「はつ花」で「天ざるそば」を注文し腹ごしらえ。(一人前1,500円)
川下に新館がありますが、私はこの古い本店が落着きます。箱根湯本駅から徒歩5分です。


駅まで戻り、小田急の「箱根フリーパス」で小涌園へ(バスで約20分)。
ホテル(箱根小涌園)に荷物を預け、向かい側にある「ユネッサン」で水遊び。
私も久しぶりにプールに入りました。
 「箱根小涌園ユネッサン」には屋内外に
 ある温泉のテーマパークや、館内にある
 水着ゾーン、その他数多くの施設があり
 ますが今回の私達はもっぱら水着ゾーン
 でプールなどを利用しました。
 
 券は2日利用することが出来ます。
 経営母体は、ホテル箱根小涌園と同じ
 藤田観光です。


4時半からホテルで「プリンセス天功」のショーがあるので水遊びは程ほどに切り上げて・・

ショーは撮影禁止なので残念ながら写真はありません。
ラスベガス等でも公演しているようだし、TVでも見かけますが音響効果と照明などの
舞台装置がやたらと賑やかで私は一寸興ざめしましたが、夏休み中なので子供達も
多くそれなりに盛り上がってはいました。

(プリンセス天功さんの挨拶やトークは「ラスベガス外人男性客向」のようで、ここでは
場違いに感じられました。もっと TPO に合わせたトークが出来れば良いと思いました。)


ホテル8階からの眺望。 明日も天気だと良いのですが予報は雨です。

夕食は、和食にしました。



8月4日(火)、天気予報は悪かったようですが朝から素晴らしい好天です。
6時から開いた露天風呂にゆっくり浸かり、7時からの和洋バイキングで朝食をとり、
8時40分にチェックアウト。
ホテル向かい側から小涌谷駅までバスで5分ほど、折から到着した箱根登山鉄道で
強羅に向いました。 強羅駅着8:57

強羅発9:05のケーブルカー車内です。10分弱で早雲山に到着します。



早雲山からロープウェイで大涌谷を経由して桃源台に向います。
(料金は片道1330円ですが、もちろん「箱根フリーパス」が利用できます)
早雲山駅の標高は757m。大涌谷駅まで約8分
ロープウェイは、ゴンドラ1台に7〜8人乗せて1分ごとに出発しています。
(ゴンドラの定員は18名、秒速3〜5m、風速30mまで運転可能)

大涌谷では所々で噴煙(蒸気)が上がり、黄色い硫黄(いおう)が地表を覆っています。
斜面が崩れ落ちるので下の写真のように土砂止めの工事が施されていました。
ちょっと見たら宅地の造成に見えてしまいました。
以前に訪れた時は、自然のままだったと思います。


標高1044mの大涌谷駅に着きました。
私の後ろにある「幸福の鐘」は、2002年の新型ロープウェイ営業開始を記念して
スイスのゴンドラ製作会社から寄贈されてものだそうです。

昔は、「地獄谷」と呼ばれていました。 この一帯では約80ヶ所から蒸気が噴出していて
あたりには硫黄の臭いが漂っています。

盛りは過ぎたようですが、あちこちで紫陽花が咲いています。

ここで、30分ほど土産物店や周辺の散策を楽しみました。
名物だという「黒たまご」はばら売りはせず、5個で500円だそうです。

向こうに見えるのは、今下車してきたロープウェイ「大涌谷駅」の建物です。

雲の上から富士山が頭を覗かせましたが、次の瞬間にはもう見えなくなってしまいました。
この日、私達が富士山を見たのはこの時だけでしたので写真が撮れて幸運でした。


再び大涌谷からロープウェイに乗り途中、姥子を経て約16分で桃源台に到着しました。

ロープウェイの桃源台駅です。 こういう仕掛けになっているんですね。
桃源台駅は標高741m。

芦ノ湖の桃源台港から箱根海賊船に乗船し箱根町港に向います。乗船時間は約30分。
(料金は970円ですが、もちろん「箱根フリーパス」が利用できます)

午前10:50発のこの海賊船は「パーサ号」、初代スウェーデン国王グスタフ・アドロフの
船がモデルだそうで、ご覧のような豪華な彫刻が施されています。

「芦ノ湖」水面の標高は725m、最大水深約40m、平均水深は船内アナウンスでは25m
湖の周囲は約18kmの淡水、約3000年前に出来たカルデラ湖。
北部(箱根町仙石原)から流れ出る早川の水源になっています。

九頭竜神社の鳥居です。

船は順調に箱根町港に向っています。

湖上ですれ違ったこの海賊船は「ロワイヤル号」
17世紀のフランス帆船ソレイユ・ロワイヤルがモデルだそうです。

あの建物は、小田急「山のホテル」です。

箱根神社の赤鳥居を左手に見て間もなく箱根町港に到着します。

箱根町の観光案内地図です。

ここでは、「箱根関所」と「箱根関所資料館」を見学することにしました。

「箱根関所」が現在の場所に置かれたのは、江戸時代の初期、元和5年(1619)のことと
云われています。 徳川幕府は、全国53ヶ所に関所を設けましたが、その中でも中山道の
木曽福島(長野県)、碓氷(群馬県)、東海道の新居(静岡県)、そしてこの箱根(神奈川県)
の4ヶ所は規模も大きく、もっとも重要な関所と考えられていたようです。

関所の役割は、一般に「入り鉄砲に出女」を取り締まるところ、つまり江戸に入る武器類と
江戸から出て行く女性に対して監視の目を光らせていたと云われていますが、ここ「箱根
関所」では、入り鉄砲検査は行っておらず、「出女」に厳しい関所という特徴がありました。
                                      以上「箱根関所資料」より



関所の「足軽番所」裏を登ったところに「遠見番所」があります。
ここから足軽が昼夜を問わず交代で、当時は禁止されていた芦ノ湖を船で通行したり、
山道を抜ける者の見張りをしていたそうです。
正面、向こう側の建物は、「大番所・上番休息所」、右は「江戸口御門」、手前が「足軽番所」
左が「京口御門」と「厩」。(遠見番所から写す)


「箱根関所資料館」には、高札や通行手形など、関所に関する基本的な資料を
展示し、箱根関所について分かりやすく解説しています。 館内は撮影禁止です。


「遠見番所」から芦ノ湖が良く見渡せます。
天気予報は雨だったようですが晴れて穏やかな芦ノ湖です。


この後、箱根町の「レストラン トラウト」で軽い昼食をとり、箱根町13:20発のバスに乗り
およそ1時間で箱根湯本に着きました。 ここでみやげ物を購入したりして、箱根湯本発
15:18の「はこね28号」で新宿に向かい、無事に帰宅しました。

今回の旅には、孫が同行してくれて写真撮影を担当してくれました。
お陰で、私達夫婦のツーショットが沢山掲載できました。 ご苦労さまでした。



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