クサダシ(トルコ)に寄港
2009.6.5(金)
エーゲ海最大級の遺跡群「古代都市エフェソス」や 「考古学博物館」そして「聖母マリアの家」を観光 |
クサダシ港には「ルビー・プリンセス」の姉妹船「クラウン・プリンセス」が一足先に入港 していました。 ルビー・プリンセスと同型で113,000トン、乗客定員3,070人、 建造年はルビー・プリンセスの2年前で2006年。 二隻並ぶと壮観です。 |
下船が昼過ぎだったので、先ずはレストランに向かいました。 |
串焼きがとても美味しいので、食べかけですが写真に撮りました。 |
ここの料理はとても口に合いました。 美味しかった。 |
「エフェソス考古学博物館」 エフェソスでの発掘調査により発見された遺産が展示されています。 |
「ソクラテスの部屋」 |
「戦士の像」 |
ユニークなかたちの像が沢山あります・・ |
これも出土品だと思いますが・・あまりにも美しいので写真に収めました。 ガラス製品だと思います。 |
エフェソスから出土した「アルテミス像」2体 |
「美しきアルテミス像」(2世紀)、左右に2頭の羊を従えています。高さ174cm 像の胸の前の卵上のものは、豊穣を意味する乳房とも、 生贄に捧げられた牛の睾丸とも言われている。 |
エフェソスの「大アルテミス像」(紀元前1世紀)高さ292cm |
「巨人像」 |
聖母マリアが晩年を過ごした地を訪れます。 |
キリストの死後、使徒ヨハネが聖母マリアを伴って移り住み晩年を過ごした地です。 |
「聖母マリアの家」 |
「聖水」(奇跡の水) |
「エフェソス遺跡」 世界最大級の古代都市遺跡 |
町の入口にある 「ヴァリウスの浴場」(紀元前2世紀」) 当時、この町に入る者は消毒として漆喰(石灰を溶かしたもの)を 全身に塗りそのあと浴場で身体を洗ったといわれているそうです。 |
長い船旅の疲れを癒し、その一方疫病の蔓延をを防ぐという目的があったようです。 |
「オデオン」 約1,400人を収容できたという会議場で当時は屋根で覆われていたそうです。 この町にいた約450人の議員が会議に使用していたそうです。 |
「ポリオの泉」 高いアーチ状のものがポリオの泉で、97年セクティリウス・ポリオによって造られた。 |
「るるぶ」によると紀元前11世紀、ギリシャからやってきたイオニア人によって エフェス近郊に都市国家が建設され、湾岸の植民地として交易によって発展したが、 紀元前287年、川から運ばれた土砂のため港が埋もれ疫病が蔓延し、やむなく 海から4.5km離れた現在の場所に遷都したとあります。 |
この町の最盛期はローマ帝国支配下の紀元前130年ごろで約10万人が暮らしていたと 推定され、当時は、ローマ、アレクサンドリアに次いで3番目に人口が多い町として繁栄し 数々の国際会議も開かれたそうです。 |
「クレトス通り」 緩やかな坂道で前方に見える「セルスス図書館」まで続くクレスト通り沿いの 両側には有名な議員や医者の石像が並んでいたそうです。 任期を終えて 交代の際には石像の頭部のみを外して現職者のものと交換したそうです。 |
「プリタネイオン」市議会堂(紀元前3世紀) 高官達による会議が行われていました。 中央にはかまどがあり女神ヘスタの聖火が昼夜、灯っていたと云われています。 |
「トラヤヌスの泉」 135年ごろ、トラヤヌス帝に献上された泉。 手前には水道、奥には池があり鏡として使われていたそうです。 |
「ハドリアヌス神殿」 138年頃、当時の皇帝ハドリアヌスのために捧げられた神殿。 手前の4本の柱はコリント式。 |
上部のアーチには運命の女神ティケ(上)と メドゥーサのレリーフ(下)が彫られています。 |
クレスト通り沿いにあった邸宅のモザイク模様の通路(床) |
「公衆トイレ」 |
汲み取り式で、前方の水路の水でお尻を洗ったようです。 おしゃべりをしながらくつろげる便座式のトイレは市民の憩いの場だったそうです。 汲み取りの管理も確りしていたようで中国の「ニイハオ・トイレ」より良さそうです。 |
「セルスス図書館」(2世紀)エフェスのシンボル |
一階はイオニア式、二階はコリント式と様式の異なる柱で建てられています。 正面には知識、学識、聡明、高潔を象徴する四体の女性像が置かれています。 |
「娼館」 当時は二階建てだったが、現在は1階部分だけが残っています。 床はモザイクと大理石、壁にはフレスコ画が画かれた建物だったそうです。 |
「娼館はこちら」だそうです。 |
「大劇場」(紀元前3世紀) 24,000人収容できたというトルコ最大級の円形劇場。 |
山の斜面を使っているこの劇場は音響効果も抜群だそうです。 |
凄い遺跡が残っているものです。 エーゲ海最大級の遺跡群「古代都市エフェソス」に圧倒された一日でした。 |
明日は、いよいよギリシャのピレウス港に入港します。 アクアポリスの丘に立ち、パルテノン神殿をこの目で見られるとは夢のようです。 |