タンゴショー・・

”アルゼンチンといったらタンゴでしょう” といったら孫達からは”サッカーじゃないの?”と
云われそうですが、私達の年代ではやっぱりタンゴです。特に歯切れ良いバンドネオンの
伴奏によるアルゼンチンタンゴの魅力は語りつくせないものがあります。 中学に入った時
入学式の歓迎セレモニーで、上級生がアコーディオンで 「ラ・クンパルシータ」を演奏して
くれたのがタンゴとの出会いでした。その時の衝撃と感動は今でも鮮明に覚えています。
今宵は本場のタンゴに酔いしれたいと思っています。

                               2008.11.2

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店の名前は「ALMACEN」
三階建ての古いビルの一階、こじんまりした何気ない入口を入り階段を上がった二階が
今宵の私達の予約席でした。
下を見ると、一階の客席は既に超満員。 客席は1〜2階合わせて100名余りの小劇場。

二階の客席はこんな風で舞台に向って「コの字」になっています。
後で分かった事ですが、出演者は全員私達の後ろを通って舞台に出入りします。


ショーが開演されピアノ、コントラバス、バンドネオンで奏でる旋律に踊りが加わります。



私は、コントラバス奏者の時々困惑したような哀愁を帯びた表情が何とも気になりました。

「アディオス・ムチャーチョス」、「カミニート」、「ラ・クンパルシータ」等アルゼンチンタンゴの
名曲の数々が演奏されました。 もちろん知らない曲もたくさんありましたが・・満足満足


男女が互いに足をからませるようにして激しく踊るアルゼンチンタンゴは、
ヨーロッパ音楽と黒人やガウチョの民族音楽が融合してできたと云う説もあります。
バンドネオンと、ピアノ、コントラバスが奏でる哀愁あふれる旋律に合わせ、
狭い舞台いっぱいに踊りが繰り広げられます。

民族衣装のポンチョを纏った四人組のフォルクローレ 「コンドルは飛んでいく」



日本で云えば「淡谷のり子」さん。すでに八十うん歳だそうですが、貫禄充分です。
豊かな声量と全身で表現する歌にはとても感動しました。 改めて音楽には言葉や
国境の違いもないことを思い知らされました。
出演者は、私達の席の後ろを通るので「淡谷のり子さん」初め主だった出演者と
熱い握手を交わすことができました。

バンドネオンが主役のアルゼンチンタンゴの魅力に時の経つのを忘れ酔いしれました。



華麗なダンスでショーは締めくくられ、フィナーレは出演者の紹介です。
アルゼンチンの「淡谷のり子」さんには、万雷の拍手が鳴りやみません。

夜更かしが当たり前のここアルゼンチンのタンゴショー、開演は10時(もちろん夜の)で、
終演が11時半。 約1時間半にわたる息もつかせぬ楽しい舞台でした。

これは店のパンフレットです。

明日は、「イグアスの滝」観光の予定です。



今後、加筆及び誤記があれば訂正いたします。


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