お伊勢参り、志摩、奈良、京都

初冬の「お伊勢参りと志摩、奈良と京都」の旅を楽しんできました。

2009.12.8〜12

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予定していた 「熊野古道と高野山・お伊勢参り」は、妻方の法事(開眼式)日程の都合で
ツアーから個人旅行 「伊勢・志摩・奈良・京都」 に変更しました。
お伊勢参りをして志摩で一泊、奈良は定期観光バス(東京の「はとバス」の様なもの)で、
京都では個人観光タクシーを利用して初冬の近畿の旅を楽しんできました。
大方は天候に恵まれ、京都では少し雨に降られましたが、それはそれで風情があり心に
残る四泊五日の旅でした。

(今後も加筆訂正をいたします)

12月8日(火)、快晴の富士山(新幹線のぞみの車窓より)
東京8:00発で名古屋には9時48分到着
近鉄特急10時10分、名古屋発で近鉄伊勢市駅には11時31分到着。
ここからタクシーで内宮まで行きましたが道路が空いているにもかかわらず
運賃が2,390円でした。 帰路は近鉄宇治山田駅までバスで1人210円
なので、伊勢神宮・内宮に行くなら宇治山田駅からの方が若干近そうです。
とりあえず、大きな荷物は内宮入口そばの「岩戸屋」(JTBの指定)に
預けて「おはらい町通り」〜「おかげ横丁」の散策に出かけました。
岩戸屋は「おはらい町通り」の入口にあります。ここを進んで行くと
やがて左に入る横丁があり、そこが「おかげ横丁」になります。

「おはらい町通り」(旧参宮街道)には昔ながらの商店が軒を連ねています。


銀行も郵便局も町並みに合わせた建物で、とても温かい感じがします。
五十鈴川郵便局で少々お金を引き出しましたが、全国どこでもお金の出し入れが
平日、無料で出来る郵便局はとても便利です。

やがて、右向こう角に「赤福本店」がありました。
あんな事件がありましたが、かえって知名度が上がったようで「赤福餅」を土産に買う
ため長い行列が出来ていました。今日は12月8日で観光のピークは過ぎていますが、
大変な人気です。 ここを右に行くとすぐに五十鈴川です。


左に入る道があり、ここからが「おかげ横丁」です。


江戸時代の「お伊勢参り」を再現した「おかげ座」です。
この辺りは狭い道が迷路のように入り組んでいます。

昼食は、漁師料理と宣伝にあった「海老丸」にしました。
上は、「鯛のてこね寿し」、下は「海鮮丼」

それに「ビール」
昼食を済ませ「おはらい町通り」に戻ってきました。
これを右に行くと約5分ほどで「伊勢神宮」に入る「宇治橋」の袂に出ます。


内宮の玄関口、五十鈴川にかかる宇治橋の架け替え工事が先日完成し、11月3日に
渡始式(わたりはじめしき)の神事が行われました。

今回の宇治橋架け替えは、21世紀最初となる平成25年の第62回「神宮式年遷宮」に
先立って着手され、大祭の先触れになる伊勢神宮の大きな事業だそうです。
宇治橋の両はじにある鳥居(私達の後ろに見える)は
旧御正殿の棟持柱(むなもちばしら)をリサイクルしているそうです。


宇治橋を渡って右に折れ、良く手入れされた庭を見ながら進むとやがて
「手洗舎」があります。





さらに進むと右手奥に五十鈴川の「御手洗場」(みたらし)があります。


「神楽殿」(かぐらでん)
ここで「お札」や「お守り」が売られています。


「御饌殿」(みけでん)
「みけでん」は神様が食事をなさるところだそうです。

「神楽殿」(かぐらでん)


この石段を登ったところに「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」を祭る
皇大神宮(こうたいじんぐう)「内宮正宮」があります。
皇大神宮(こうたいじんぐう)「内宮正宮」
写真撮影は禁止されています。


二十年ごとに神殿を建て替える式年遷宮は千三百年余り続けられ、
次回の第六十二回神宮式年遷宮は平成二十五年に行われる予定だそうです。


伊勢神宮は「お伊勢さん」とも呼ばれ親しまれていますが、正式名称は
「神宮」といい、宇治の五十鈴川の川上にある皇大神宮(内宮)と、
山田原にある豊受大神宮(とようけだいじんぐう)=(外宮)の両大神宮を
中心として、14所の別宮(べつぐう)、43所の摂社(せっしゃ)、24所の
所管社があり、「神宮」はこれら125の宮社の総称でもあります。

以上、「神宮司庁」広報室パンフより抜粋
五十鈴川に架かる、木の香も芳しい「宇治橋」
長さは101.8m、木造の橋で神宮の表玄関です。


近鉄バスで内宮から約20分(210円)、近鉄宇治山田駅につきます。
「近鉄宇治山田駅」



15時34分の近鉄特急で賢島には16時17分着



賢島駅からは宿泊先、志摩観光ホテルの送迎車で5分。


「628」号室に入ってカーテンを開けたらちょうど日没の時間でした。

この 「志摩観光ホテル クラシック」には大浴場はありません。
そのため希望者は、すぐそばの姉妹舘 「賢島 宝生苑」 の大浴場に、送り迎えつき
一人1,000円で入浴することが出来ます。
この「賢島 宝生苑」の大浴場 「朝なぎの湯・夕なぎの湯」は見晴らしの良い大変に
結構な浴場で、館内も賑わっていました。
一瞬、「こちらに宿泊した方が良かったかな・・」と思ったほどでした。

「夕なぎの湯」と下は「庭園露天風呂」



「志摩観光ホテル クラシック」での夕食

夕食のメニューは「伊勢海老のサラダ」に始まり 「伊勢海老クリームスープ」
「志摩産・鱸のポワレ フルーツソース」、「シャーベット」そして「鮑ステーキ」
「デザート」、「コーヒー」となっていました。


写真は、撮りそこなってしまいましたが、「伊勢海老クリームスープ」は最高!
大変に美味しいと褒めたら、この「伊勢海老クリームスープ」を目当てのお客様が
とても多いのです・・との事でした。


そして「鮑ステーキ ブールノワゼットソース」は、これまた絶品でした。
ホテル従業員のマナーの良さといい、料理の旨さといい、館内の心地よさと言い
大浴場こそ無いものの、この「志摩観光ホテル クラシック」に宿泊して大満足でした。



12月9日(水)
翌朝は、賢島の駅まで散歩をしてきました。徒歩で5分くらいの所でした。

部屋からの眺望です。
眼下の英虞湾(あごわん)には、真珠貝の養殖いかだがいくつも見えます。

朝食は、ヴァイキング形式ではありません。 私達は和食を注文しました。



9時30分出港の「賢島エスパーニャ クルーズ」に乗り込んで英虞湾遊覧です。

船は14〜16世紀のスペイン大航海時代に活躍した、カラック船をモチーフにした
三本マストの帆船型です。

英虞湾内には点々と真珠貝の養殖いかだが目に付きます。
いかだの上には早朝から人の姿が見えます。番をしているのでしょうか?
「ミキモト真珠養殖場」です。
明治26年、御木本幸吉が世界で初めて真珠の養殖に成功した島。
真珠博物館、御木本幸吉記念館、海女資料館などがあります。


乗船時間は約50分です。料金は一人1,500円

途中、「真珠モデル工場見学」があります。
ここでは、真珠の母貝・アコヤ貝への核入れ作業を見学しました。

賢島では小粒の真珠を買いました。



ここで昼食をしてから奈良に向うつもりでしたが、予定を1時間早めて11時05分の
特急で大和西大寺乗換えで近鉄奈良駅に向いました。

近鉄奈良駅まではおよそ2時間30分です。
近鉄奈良駅とJR奈良駅は徒歩で15分くらい離れています。
大きなスーツケースを持っての旅なので、バスでJR奈良駅に向いました。



14時に宿泊先の「ホテル日航奈良」にチェックインして、ちょっと遅い昼食をとる為に
奈良の町に出かけました。
幸い、JR奈良駅の向かい側に「3時まではランチタイム」の寿し屋さんがあり、
試しに入ったところ、結構な「寿し盛り合わせ」が780円で出てきました。
ビールも注文して二人で2,000円ちょっと、寿司には目のない家内は大感激!
夜の食事もここにしようと言い出す始末でした。



明日は、「定期観光バス」で奈良をひと回りしますが、
昼食後は、腹ごなしもかねて、奈良の町を散策する事にしました。
本場「奈良漬け」の店。

ここは「猿沢池」です。
妻は初めて、私は高校の修学旅行以来五十数年ぶりです。


近くの「興福寺」を訪ねました。

興福寺の境内に入りました。
南円堂(なんえんどう)
西国三十三カ所観音霊場第9番札所

国宝「阿修羅」は、今年の4月に東京国立博物館の「阿修羅」展で拝顔していて
明日の定期観光バスのコースにもありそうなので割愛しました。

東金堂(とうこんどう)

国宝 「興福寺五重塔」高さ50.1m
応永33年(西暦1426年)に再建



「興福寺」を散策し、再び「猿沢池」のほとりを南に10分ほど歩くと
「元興寺」(がんごうじ)があります。

世界遺産・古都奈良の文化財 「元興寺」(がんごうじ)


国宝「極楽坊本堂」(極楽堂または曼荼羅堂)
鎌倉時代の建造物




「元興寺講堂跡礎石」



「元興寺総合収蔵庫」



飛鳥時代の瓦(かわら)が今も使われています。
赤い色の瓦が飛鳥時代のものだそうです。


「かえる石」




アオサギ(青鷺)猿沢池にて



いったん宿 「ホテル日航奈良」に戻りました。
ホテルには宿泊者専用の浴場が6Fにあるので、早速、出かけました。
大浴場とはいきませんが、10人ぐらいはゆっくり入れる浴場でした。



遅い昼食でしたが、奈良市内を散策しホテルでゆっくり風呂に入ったら、
ようやく夕食に行く気になりました。
行き先は、妻のリクエストで昼食をとった寿司屋さんです。


広い店内は、ほぼ満員の盛況です。 長いカウンターの隅では三人ずれの
外人男性客が食べながら飲みながらすっかり寛いでいました。
幸いテーブル席が一つ空いていたので、そこに案内されました。

「ふぐの唐揚げ」と「天婦羅盛り合わせ」

「寿司(なごみ、お碗付き)」と、もちろん「ビール」で妻も私も大満足でした。
値段は全部で6,216円、カードもOKです。

3〜4人いる板前さんも、数人いる女性店員もみんな明るく親切、丁寧です。
奈良に行ったら、また必ず寄ってみたいと思います。

店の名前は「さんきゅう」、JR奈良駅の向かい側です。

奈良という土地柄か、昼食時にも外人さんが寿司を楽しんでいました。
だからかどうかは分かりませんが、女性店員さんは英語も流暢でした。



写真は昨年、この「ホテル日航奈良」に天皇陛下ご夫妻がご宿泊された折のものです。


12月10日(木)
ホテルから奈良市内を望む

町には「平城遷都1300年祭」の装飾があちこちに見受けられます。
開催まであと22日です。

旧:奈良駅、現在は観光案内所などに使われています。



奈良での「定期観光バス」を利用することにしました。
所要時間6時間40分で午前10時発の「法隆寺・西の京」コースです。
「法隆寺」〜「中宮寺」〜「慈光院」〜「薬師寺」〜唐招提寺」〜「朱雀門」

日本最初の世界文化遺産  「法隆寺」
法隆寺の総門  国宝「南大門」
永享10年(1438)に再建されたものです。

西院伽藍の正門に当る「中門」と「五重塔」


「金堂」(飛鳥時代)
国宝 「五重塔」(飛鳥時代)
高さ32.5mわが国最古の五重塔




金堂と五重塔

「回廊」

国宝 「聖霊院」(しょうりょういん)




日本最古の僧門 国宝 「東大門」




「夢殿」(奈良時代)




「中宮寺」 旧斑鳩御所
「中宮寺」

聖徳太子の母、穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后の御所を改めたという尼寺。
この本堂には、
飛鳥彫刻の最高傑作の一つといわれる「弥勒菩薩半跏思惟像」(如意輪観世音菩薩)が
納められています。
本堂に入り弥勒さまを目の前にして、寺坊からたっぷりお話しを伺うことができました。
「弥勒菩薩半跏思惟像」(如意輪観世音菩薩)
大きな「クロガネモチ」(モチノキ科)が真っ赤な実をたわわに付けていました。





臨済宗大徳寺派 「慈光院」







庭園







法相宗 大本山 「薬師寺」



「金堂」


西塔(さいとう)

東塔(とうとう)国宝・白鳳時代

大講堂

金堂と西塔

「東院堂」とういんどう (国宝・鎌倉時代)






律宗総本山 「唐招提寺」
「金堂」


「舎利殿」

「講堂」

「宝蔵」


「鑑真和上御廟」





「平城京跡」



「朱雀門」


法隆寺にて(定期観光バスの皆さんと)




12月11日(金)
柊家別館の庭



京都は、「京都個人タクシー協同組合」を利用しました。
予め行きたい場所をピックアップし連絡しておきました。

約束の午前8時30分、宿の「柊家別館」に迎えに来てくれました。

「平安神宮」



「南禅寺」
南禅寺 三門








「水路閣」

国宝 「南禅寺 方丈」






「哲学の道」






「銀閣寺」 東山慈照寺




「方丈 庭園」






「銀閣寺」






「天満宮」












世界文化遺産登録  大雲山 「龍安寺」


庫裡


枯山水の「石庭」
「石庭」は低い「油土塀」に囲まれています。



鏡容池




「嵐山」




昼食は京都名物の「にしん蕎麦」




臨済宗 天龍寺派 大本山 「天龍寺」 世界文化遺産









曹源池






「法隆寺」






国宝 「三十三間堂」






錦市場・寺町・新京極




「本能寺」



柊家の「夕食」





12月12日(土)


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